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道後の三つの外湯と泉質 ― 本館・椿の湯・飛鳥乃湯泉

道後の外湯は、道後温泉本館・椿の湯・飛鳥乃湯泉(飛鳥の湯)の三つです。料金・利用時間・備品の違い、段差と幼児連れの条件、泉質(アルカリ性単純温泉)と分湯場の仕組み、宿の日帰り入浴の受付をまとめています。

先に結論:三つの外湯の違い

道後の外湯は、道後温泉本館・椿の湯・道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(「飛鳥の湯」とも呼ばれる)の三つです。どれも泉質は同じアルカリ性単純温泉で、違いは料金・利用時間・休憩の有無・備品にあります。

条件道後温泉本館椿の湯道後温泉別館 飛鳥乃湯泉
入浴だけしたい神の湯階下 大人700円・小人350円(入浴のみ・60分・6:00〜23:00・札止22:30)大人500円・小人200円(1時間以内・6:30〜23:00・札止22:30)1階浴室 大人610円・小人300円(90分・6:00〜23:00・最終入館22:30)
休憩したい神の湯二階席 大人1,300円・小人650円/霊の湯二階席 大人2,000円・小人1,000円/霊の湯三階個室 大人2,500円・小人1,250円(入浴と休憩のコース)公式の料金表は入浴だけで、休憩つきのコースは載っていない2階大広間 大人1,280円・小人630円/2階個室 大人1,690円・小人830円(6:00〜22:00・最終入館21:00)/2階特別浴室 1組2,040円+大人1,690円・小人830円(要予約・6:00〜22:00・最終入館20:30)
持ち物が足りない売店で貸タオル110円・貸バスタオル320円。シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤーは備え付けシャンプー類の備え付けなし。売店で貸タオル110円・貸バスタオル320円、シャンプー・コンディショナー各50円。ドライヤーは3分10円、脱衣ロッカーは10円1階浴室はシャンプー類とドライヤーを備え付け、売店で貸タオル110円・貸バスタオル320円。2階個室は貸タオル、2階特別浴室は貸タオル・貸バスタオル付き
建物明治27年(1894年)改築の木造3階建、国の重要文化財昭和59年(1984年)改築の鉄筋コンクリート2階建平成29年(2017年)開設の鉄筋コンクリート2階建、露天風呂あり

本館の貸タオル・貸バスタオルは、本館の売店商品の頁では110円・320円、よくあるご質問の頁では100円・300円と、公式サイトの中で記載が分かれています。

三館を1枚のチケットで回るなら、道後温泉3館周湯チケット(大人1,440円・小人680円。本館の神の湯階下・椿の湯・飛鳥乃湯泉の1階浴室が対象で、販売日とその翌日の2日間有効)があります。回り方は三つの外湯を巡る順番と休憩、持ち物は道後外湯めぐりの持ち物チェックリストにまとめています。

段差を避けたい

道後温泉本館椿の湯飛鳥乃湯泉
玄関まで段差が多く、玄関に手すりはないスロープありスロープあり
館内玄関・各脱衣室の出入り口・浴槽に階段などの段差が多いバリアフリーバリアフリー、エレベーターあり
浴槽に入るとき神の湯は男女とも段差あり・手すりあり。霊の湯は女子が手すりあり、男子は手すりなし男女とも手すりあり男女とも手すりあり
トイレ1階の男女脱衣所内と1階中央廊下奥。オストメイト対応のバリアフリートイレは本館東側広場(屋外、本館から徒歩2分)中庭から使えるトイレが男女各2か所と、オストメイト対応のバリアフリートイレ脱衣所内

身体障がい者等専用の駐車場は、本館東側広場に2台分、椿の湯に1台分あります。外湯3館を利用する身体障がい者等は駐車料金が無料になり、利用前にフリーダイヤル(0120-72-8924)へ連絡します。椿の湯の隣には、施設全体がバリアフリーの「いこいの家」(松山市障がい福祉課の所管、電話089-932-3115)があります。

幼児連れ

道後温泉本館椿の湯飛鳥乃湯泉
小人料金2〜11歳 350円(神の湯階下)2〜11歳 200円2歳以上12歳未満 300円(1階浴室)
ベビーベッド神の湯・霊の湯の男女各脱衣所女子脱衣所備え付けはなく、移動式を係員に申し出る

来街者用の授乳室は、椿の湯の1階、飛鳥乃湯泉の中庭から出入りできる場所にあります。利用できるのは毎日6:00〜23:00で、入口横のインターホンを押すと施設管理者が扉を開けます。

本館・椿の湯・飛鳥乃湯泉、それぞれの顔

道後温泉本館は、明治27年に改築された木造三層楼がそのまま浴場として使われている建物で、平成6年に公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されました。

椿の湯は道後商店街の中央に建つ公衆浴場で、建物全体がL字形です。昭和59年に改築され、平成29年12月にリニューアルしました。蔵屋敷風の外観で、浴室には花崗岩が使われ、道後温泉特有の湯釜が置かれています。

飛鳥乃湯泉は平成29年9月に開設された外湯で、聖徳太子の来浴などの伝説にちなみ、飛鳥時代の建築様式を取り入れています。館内には本館には無い露天風呂があり、大浴場には砥部焼の陶板壁画があります。

2階の特別浴室は、本館の皇室専用浴室「又新殿」を再現した家族風呂です。料金は1組2,040円に大人1人1,690円(小人830円)を足した額で、1階大浴場と合わせた利用時間は90分です。予約は利用日の90日前から、予約システムか電話(089-932-1126、道後温泉コンソーシアム、6:00〜23:00)で受け付けます。特別浴室では石鹸類を使えないので、体は1階大浴場で洗います。

泉質:アルカリ性単純温泉、加温も加水もしない源泉かけ流し

道後温泉の泉質はアルカリ性単純温泉です。源泉の温度は20度ほどから55度ほどまで幅があり、分湯場で温度の違う源泉を混ぜて42度ほどに調えます。加温も加水もしない「源泉かけ流し」です。

三つの外湯という仕組み

温泉法でいう「温泉」は、地中から湧き出す温水などのうち、採取するときの温度が25度以上か、法律の別表に挙げた物質(リチウムイオンや水素イオンなど)を決まった量以上含むものです。銭湯は公衆浴場の営業の形を指す言葉で、温泉水を使うかどうかは問いません。

道後の三つの外湯は、松山市の道後温泉事務所が案内する施設で、運営は指定管理者の道後温泉コンソーシアムです。源泉は分湯場で一括して管理・分配され、三館と周辺のホテル・旅館へ送られます。

第四分湯場で見る、湯が届くまで

道後温泉では、これまでに29本の源泉が開発され、いまは19本が愛媛県に登録されています。そのうち1本は施設の老朽化で休止中で、残る18本から湯を汲み上げています。源泉は地中の送湯管で4か所の分湯場へ集められます。

分湯場は、汲み上げた源泉を集めて各施設や旅館へ送る施設です。第4分湯場には、敷地内の4本と少し離れた2本、合わせて6本の源泉が集まり、見学室では5本の配管から貯湯槽へ湯が落ちる様子を見られます。季節や天気、入浴客数によって汲上量を調節するため、湯が出ていない配管もあります。

手湯と見学室

項目内容
住所松山市道後湯之町7-28(道後温泉駅から西へ徒歩1分)
見学室9:00〜20:00、無料、年中無休(大掃除などで臨時休館あり)
手湯建物正面の右手。温度調節をしていない源泉で、50度前後
駐車場なし
  • 見学室には温度計があり、それぞれの源泉の温度を表しています。
  • 第4分湯場は平成29年(2017年)11月に改築されました。
  • 道後温泉駅から歩く道は大型バスの通行路になっています。

どの外湯に入るか

重要文化財の建物の中で入りたいなら本館、入浴料を抑えたいなら大人500円の椿の湯です。露天風呂に入りたいなら飛鳥乃湯泉です。

外湯か宿の内湯か

外湯は利用時間が決まっていて(本館60分・椿の湯1時間以内・飛鳥乃湯泉90分)、タオルは持参するか売店で借ります。

宿の日帰り入浴

宿泊しなくても、次の宿は大浴場の日帰り入浴を受け付けています(2026年10月23日に各宿の公式サイトで確認)。

宿時間料金注意
大和屋本店15:00〜21:00(最終受付20:00)大人2,000円・子ども(3歳〜小学生)1,000円・3歳未満無料不定休。清掃・繁忙日は予告なく休止することがある
ふなや大浴場は11:30〜22:00(札止め)、5:30〜9:301,800円(入湯料1,650円+入湯税150円)フェイスタオル・バスタオルの貸出とアメニティは無料。混雑が予想される日は断ることがある
道後プリンスホテル15:00〜23:30のうち90分(最終受付22:00)大人(中学生以上)1,650円・こども(2歳以上)825円定休日なし。貸切日・休館日は利用不可。貸切露天風呂は1回45分5,500円で、事前予約不可
ホテル葛城15:00〜21:00大人1,500円・小人800円休前日など混む日は断ることがある。車での来館は控えるよう案内している

出典:

最終確認日: 2026年10月23日

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出典・参考資料

最終確認: 2026年10月